忙しい毎日に余白を。2月の「やめてよかったこと」リスト
気づけばもう2月。
年が明けたと思ったら、またバタバタと日常が始まり、
ふと「ちゃんと深呼吸してる日、あったっけ…?」なんて思うこと、ありませんか?
予定を詰めて、やることに追われて、
気づけば“がんばるのが当たり前”になってしまっている日々。
でも2024年の2月は、少しだけ立ち止まって、
「やること」より「やめること」を見直してみる月にしたいと思いました。
そこで今回のブログでは、
私がこの2月に意識して“やめてみたこと”を、
実際の気づきや変化とともにリスト形式でご紹介します。
小さな「やめる」が、
思いがけず大きな「余白」をくれることもあるんだなと、しみじみ感じています🍃
「ちょっと最近、余裕がないかも」と感じている方に、
そっと寄り添えるブログになればうれしいです😊
📘わたしが2月に「やめてよかった」と感じた5つのこと
✅ 1. 【朝イチでSNSを見るのをやめた】
📱 → 🌞
気づけば、目を開けてすぐスマホを手に取るのが当たり前になっていました。
寝ぼけたまま親指だけがスルスルと動いて、
InstagramやX(旧Twitter)を無意識にチェック。
素敵なインテリア投稿や「朝5時から仕込みました」的なお弁当写真が流れてくると、
まだベッドの中でぼーっとしている自分にうっすら罪悪感が重なって、
「よし、わたしもがんばらなきゃ…」なんて焦るように起き上がるのが習慣になっていました。
でも、ふと気づいたんです。
“スマホの画面が、わたしの朝の始まりになってしまっている”ことに。
たった5分のつもりが、気づけば20分。
その間に目にする他人の投稿や社会のニュースが、
まだ思考が整っていない私の気分を左右してしまっていたんですよね。
- 他人の暮らしと比べて自分が見劣りして見えたり
- 知らなくてよかった情報に過剰に反応してしまったり
- 頭の中が雑音で埋め尽くされて、「今日どうしたいか」がわからなくなったり
そこで思い切って、「朝イチSNS」をやめてみることにしました。
やったことはシンプルです。
📍朝起きたらスマホは手に取らず、
- 白湯をゆっくり飲む
- カーテンを開けて朝の光を感じる
- 大きく深呼吸を3回する
この“たった3つの朝の儀式”を始めてみたら、
驚くほど気持ちに変化がありました。
目覚ましが鳴ったあとに、スマホではなく「自分の体調や気分」を先に見に行く。
そうすると、
✔ 今日は少し疲れが残ってるな
✔ 外が晴れてて、なんか気持ちいいな
✔ 意外と静かで、穏やかな朝だな
…といった小さなことに気づけるようになったんです。
SNSを完全にやめたわけではありません。
でも、“朝一番”を自分のための静かな時間に変えただけで、1日のスタートに余白が生まれました。
📌SNSは便利で楽しいけれど、気分を強く動かす力もあるからこそ、
いちばん繊細でまっさらな「朝の自分」に見せるものは、ちょっと選んであげるほうがいい。
今ではこの“スマホを見ない朝”が、
わたしにとってちょっとした心のメンテナンスになっています😊🌿
✅ 2. 【「ちゃんとしたごはんを毎日作らなきゃ」をやめた】
🍳 → 🧂
「栄養バランスよく」「見た目もきれいに」「手作りが基本」
…ごはん作りについて、そんな理想を無意識に抱えていました。
もちろん、家族の健康や成長を思えば、“ちゃんとしたごはん”を作ることは大事。
でもそれが毎日毎日、プレッシャーとしてのしかかってきていたのも事実です。
特に、寒くて外に出るのもおっくうな2月。
買い出しに行く気力がない日、冷蔵庫に野菜が少ししか残っていない日、
「どうしよう、何作ればいいの…」とキッチンでぼーっと立ち尽くす日がありました。
そんなある日、何の気なしに立ち寄ったスーパーで
【冷凍焼きおにぎり】と【さばの味噌煮(真空パック)】を手に取り、
「今日はこれでいいや」と妥協…のつもりで食卓に出したんです。
でも、その日。
家族は何の文句も言わず、「美味しいね」って普通に食べてくれて、
私自身も“ラクなのに、ちゃんと満たされる”ごはんに思わずホッとしてしまいました。
そこから、「ちゃんと作らなきゃ」の呪縛を少しずつ解いていくようになりました。
- ごはん+具沢山のお味噌汁(冷蔵庫の野菜をとにかく入れる)
- 塩こんぶと白菜だけの即席浅漬け
- 冷凍のチキンナゲットにマヨ+七味を添えて“風味変化”を楽しむ
手を抜くというよりも、「力を入れすぎない選択肢」を持つようになった感覚。
特に変化を感じたのは、夕飯の時間が“タスク”から“ちょっとした楽しみ”に戻ったこと。
以前は、「作らなきゃ」「栄養取らせなきゃ」という気持ちが先行していて、
食事中もどこかピリついていたのかもしれません。
でも今は、「今日はごはんとスープだけでも、なんとかなる」
「食べる時間を気持ちよく過ごせたら、それで十分」と思えるように。
📌 結局、わたしが「ちゃんとしたごはん」と思い込んでいたのは、
“世の中の理想像”であって、家族が求めていたのは「穏やかな食卓」だったのかもしれません。
2月は特に、心も体も重たくなりがちだからこそ、
キッチンに立つ自分を追い詰めすぎないこと。
それが、暮らし全体をやわらかくする第一歩になったような気がしています😊🍲
✅ 3. 【休日に予定を詰め込むのをやめた】
📆 → ☁️
「せっかくの休みなんだから、有意義に使わなきゃ」
そんなふうに思っていた時期がありました。
カレンダーには予定がびっしり。
子どもと一緒におでかけ、公園、買い出し、ちょっとした家の用事に友人とのランチ…。
でも気づけば、「休日が終わるたびに疲れが残っている」のが当たり前になっていました。
2024年の2月。
ふと、週末の朝に目覚めたときに感じたのが、
「今日は予定がない」という事実が、なんだか嬉しいという気持ち。
その日はあえて、何も入れずに“完全に白紙の休日”を過ごしてみることにしました。
結果、その1日が想像以上に心地よかったんです。
午前中は家族みんなパジャマのまま、
それぞれ好きなことをして過ごす。
私はお気に入りのマグでコーヒーを淹れて、ソファでゆっくり読書📖☕
子どもは床に座ってブロック遊びに夢中になっていて、
気づけば静かでぬくもりのある時間が部屋に流れていました。
お昼ごはんも、冷蔵庫にあるもので適当に。
冷凍うどんと昨日の残りの野菜で簡単な煮込みうどんを作って、
それを「おいしい〜!」と食べている子どもに、なんとも言えない幸せを感じました。
午後は、散歩に行きたいと言い出した子どもと近くの公園へ。
カメラもスマホも持たずに、ただ一緒に歩きながら他愛もない話をする。
それだけで、「ちゃんと一緒に過ごしてる」って思える時間でした。
以前は、「どこかに行かなきゃ」「何かしなきゃ」が強すぎて、
予定の“空白”にソワソワしてしまっていたけれど、
いまはその空白こそが、気持ちを整える余白だと思えるようになりました。
📌 詰め込まないことで、見えてきたのは
“しあわせって、予定じゃなくて気分でできてる”ということ。
休日を「休む日」にすることで、
週明けの自分がちゃんと整っている感覚があります。
予定のない週末があると、
「こんなふうにして過ごせたらいいな」と思える時間のつくり方を、
自分で選べるようになるのかもしれませんね😊
✅ 4. 【“ちゃんと返信しなきゃ”をやめた】
📨 → 🕊️
LINEやSNSのDM、メールなど…。
すぐに返せないと、なんだかずっと心に引っかかっていることってありませんか?
「読んじゃったのに既読スルーしてる…」
「ちゃんと返したいけど、今は余裕がない」
「でも返さないと気まずいかも…」
──私はずっと、この“小さな罪悪感”を持ち歩いていました。
特に仕事や家事、育児に追われている日々の中で、
すぐに返せないタイミングの方が圧倒的に多い。
それでも、「あとでしっかり返信しよう」と思ううちに、
時間がどんどん経ってしまって、
「今さら返しても…」とさらにハードルが上がる。
そうして結局、自分を責めるサイクルに陥ってしまうことも。
そんなある日、体調を崩して数日間寝込んだことがありました。
いくつかのメッセージに返信できないまま時間が経ってしまったのですが、
ようやく返信したときに、友人からこんな言葉が返ってきました。
「全然大丈夫だよ。返信は“タイミング”じゃなくて、“気持ち”だと思ってるから。」
その一言に、じんわり泣きそうになりました。
📌 それから私は、返信のプレッシャーを手放すことにしました。
返せないときは、「今は少し遅れるけど、ちゃんと読んでるよ」というスタンプや一言だけでも送るように。
自分が送るときも、
「急がなくていいよ」とか、
「落ち着いたときに見てね」という一言を添えるようになりました。
それだけで、お互いの間に“ゆるい優しさ”が流れるような感じがして、
文字のやりとりが前よりずっと心地よくなったんです。
考えてみれば、
忙しい大人同士、すぐに返事がこないのなんて当たり前。
それを「ダメなこと」と思い込んでいたのは、
私自身が“いい人でいたい”という肩の力を抜けなかったからなのかもしれません。
返信=義務、ではなく
返信=信頼の循環。
それに気づけたことで、
スマホの通知に心をざわつかせることが少し減りました。
📌 「すぐ返さなくていい」って、
相手にだけじゃなく、自分にも許せるようになることなんですね😊
✅ 5. 【“前向きじゃなきゃいけない”をやめた】
🙂 → 😌
SNSや本、自己啓発の言葉たちから
「前向きに」「感謝を忘れずに」「笑顔でいよう」──
そんなポジティブなメッセージを、日々たくさん浴びてきました。
もちろん、それらは心を救ってくれることもある。
でもふと気づいたのは、
「ポジティブであろうとしすぎて、疲れている自分がいた」ということでした。
2月は、一年のなかでも寒さが長引いて、日照時間も短くて、
なんとなく気分が上がらない日が続く季節。
そんなときに無理やり「今日もがんばろう!」とか
「良いところを見つけよう!」と気合いを入れると、
かえって心が固くなってしまっていました。
ある朝、どうしても体がだるくて布団から出たくなかった日。
無理やり起きようとするのをやめて、
あたたかい布団の中で、ただただ“なにもしない時間”を過ごしてみたんです。
そのとき思ったのが、
「こうして止まってる自分も、わるくないな。」
同じように、
落ち込んでいるとき、モヤモヤしているとき、
「そんな自分を変えなきゃ」と焦るよりも、
まずは“その気持ちを静かに認めてあげること”のほうが、私には必要だったのかもしれません。
それからは、
☑「今日は、あえて前向きじゃない日」
☑「やる気がない日も、まぁあるよね」
☑「休みたいって思うってことは、頑張ってた証拠だよ」
そんな言葉を、自分の中でOKにするようにしました。
📌「前向きさ」は、押しつけられるものじゃなくて、自然と湧いてくるもの。
焦って無理に笑わなくても、
おいしいごはんを食べたとき
やさしい言葉に出会ったとき
陽ざしがやわらかくなってきたと感じたとき──
ふとした瞬間に、心が前を向く日もちゃんとやってくる。
だから今は、
「楽しく生きなきゃ」よりも、
「しんどい日はしんどくていい」に寄り添いたいなと思っています。
それもまた、“余白”を大切にするということなのかもしれません🌿
🌸やめることで、心にスペースが生まれた

2月に手放してみた、いくつかの“がんばりすぎ”。
それはどれも小さなことだったけれど、
結果的に心や時間に「余白」ができて、毎日がほんの少し軽くなりました。
- 朝イチのSNSをやめて、静かな朝時間が戻ってきた
- ちゃんとしたごはんの呪縛をゆるめて、台所が優しい場所になった
- 空白の休日に、本当の休息を感じられた
- 返信のプレッシャーを手放して、人との関係が心地よくなった
- 「前向きじゃなきゃ」をやめて、自分の気分に正直でいられるようになった
何かを“やる”ことよりも、
何かを“やめてみる”ことで、
わたし自身と仲良くなれた気がします😊🍀